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NOTE 86) 縁というもの partⅢ

 2014-07-22
今回の東北行の目的は「お茶っこ」のお手伝いです。
「お茶っこ」という言葉は東北にボランティアにきて、初めて知った言葉です。
東北では、お茶を飲みながら世間話をすることを「お茶っこ」というそうです。
ただ関東の感覚でいうと、お茶会なのだろうが、もてなす人がいますよね。
その場でお茶を出したり、お菓子を用意したり、後片付けをしたりする主人みたいな役回りの人が。
しかし、この「お茶っこ」はそういうものではないらしい。
誰かの家に集まるとすると(あるいは集会所)卓にでかい急須をどかんと置いて、袋菓子、漬物なども皿にどんと置く
あとは主人も客も関係なく、菓子、漬物をつまみながら、茶葉が山盛りの出がらしになるまで、おしゃべりするそうです。
それが「お茶っこ」らしい。
ちなみに政治や経済等の硬い話はまったくなく、超身近なローカルな話しかしないそうです。
これも身近なコミュニティを壊さない為の配慮なのかもしれないですね。

被災地ではそんな「お茶っこ」が、ボランティア主催でいろいろなところで開催されています。
被災によって避難所や仮設住宅での生活を余儀なくされている方々のつながりを、
少しでも持ち続けられるようサポートしていこうということで、各地でいろいろな団体が活動しています。

今回、僕が参加させていただいたのは「日本シェアリングネーチャー協会」の被災地支援活動、
全国銘菓お茶っこ広場」です。

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「日本シェアリングネーチャー協会」は旧「日本ネーチャーゲーム協会」で、
人と自然の共生を目指して、ネーチャーゲームをはじめとした自然体験プログラムなどの活動を実施している団体です。
この団体のサポートを「リオグランデ」(僕がいつもお世話になってる団体)が行っていて、
石巻市雄勝町の仮設住宅のお茶っこを定期的に実施しています。

実はこの「お茶っこ」という活動に参加するのは、初めてです。
もともと何の取り柄もない自分ですから、震災当時、出来ることといったら、
緊急支援的なことのお手伝いで、ガレキ撤去くらいだと思っていました。
長期に及ぶ、心のケア的な活動は不向きかなと。

ただ夏祭りのお手伝いとか、波板海岸への海水浴とか毎年出かけて行き、地区の人とお話しをしていくうちに
何も役に立つとか、ケアするとか関係なく、そこに行く、顔を見せるだけでも十分なんだということに気が付きました。
忘れない、つながりを続けていくことで、そこの皆さんの心の支えになることがあるんだと。

タップダンサーのMさんは3年間毎年4~6回仮設の「お茶っこ」でタップを踏んでます。
最初の一年間はこの「お茶っこ」でも、グチや嘆きが多かったそうです。少しもしゃべってくれない人もいたそうです。
去年位から笑顔の絶えない集まりになり、今では当時の話もでないくらい明るい会になっていました。

今回、僕はギターを持って参加しました。
ビューティフルサンデー」という曲が、仮設の方達のストレッチ体操かなにかのテーマ曲になっていて、
知っているから、それをやろうということで、特に他には何も用意せずに来てしまいました。
何かあれば2~3曲ビートルズ演奏すればいいかと、かなり軽い感じで参加してしまいました。

当日はあいにくの雨模様
一旦は野外でバーベキューの準備もはじめたのですが、急遽集会所へ移動です。

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↑一旦は野外で準備

しばし、全国から送られたお菓子をつまみながら、おしゃべり。
集会所に集まった皆さんもおこわや、漬物を持参してきてくれて、ボランティアもそれをつまみながら「お茶っこ」です。
それと仮設の方がホヤを持ってきてくださって、それをひとつひとつ解体して、ふるまってくれました。
これが新鮮で、まったくくさみがなく、本当においしかったです。

IMG_1008.jpg
↑集会所の前でホヤの解体ショー。ボランティアも挑戦中。

しかし...初めてということもあって、あまり話に入っていけない自分。皆さんもいい年のボランティアにあまり興味がなく...。

しばし、おしゃべりした後、Mさんの呼びかけで、いよいよエンターテーメントタイム開始。
カラオケ大会(笑)です。
いきなり「きよしのズンドコ節」をタップしながら歌い上げるMさん。
集まった人達を一気に引き込みます。
すぐに歌上手の方が続きます。しかし...みんなさん歌うのはド演歌
いや~ほとんど知らない...。
このまま手拍子、拍手で僕の役目も終わりかなと思っていたのですが。

あれ~、ギターの人、ギター弾かないの?」と声が...。
どうやら今日ギター弾きが来ることが事前に伝わっていたようです。
いきなり冷や汗
屋内になったらカラオケになって、ギターはなしと聞いていたので、何の準備もしてません。
ここにきて出来ませんとは言えないので、慌てて車ににギターを取りに行きました。

ですが...。この状況何をすればいいのでしょう。
やらないと思っていたので、ビューティフルサンデーすらリハなしです。
一度も音合わせしてません
取り敢えずMさんはスマホの歌詞で歌うことにして、僕がギターを弾きます。
弾きだしてから、どこで歌に入って、どこでサビに展開して、どうして終わらせるか、
とにかく目くばせでつないでいきました。

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↑スマホ片手にタップを踏みながら歌うMさんといい気になってギターかき鳴らしてる自分(汗)

いや~ヒヤヒヤながらもなんとか無事終了。コード進行が簡単な曲で助かりました。
ところがまたリクエストが...。
いくらなんでもこのニアな雰囲気の中、しかも演歌の流れの中ビートルズをやる勇気はもてず...。
Mさんとスマホで曲検索しながら、「遠くで汽笛をききながら」など数曲フォーク調の曲を演奏させてもらいました。


その後もカラオケが続き、時間が3時に近づいた頃、「お茶っこ」もそろそろ閉会です。
最後にギターで何かやっての声が。うれしいです。
でも、申し訳ないのですが、この場の最後にふさわしい曲がもうありません
という訳で、もう一度「ビューティフルサンデー」。但し、英語バージョンです(笑)。

こうして、どうにか僕のはじめての「お茶っこ」は終了しました。

でも音楽の力っていいですね。こうやってヘタながら何曲かやらせてもらった後、
いろいろお話していただけるよになりました。
そして自分から発信してこそ、コミュニケーションはとれるんだということを、改めて感じました。
初めてでどこまで力になれたのか、わかりませんが...。

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↑この日デビューしたフォークデュオ M&K(笑)

この「お茶っこ」けっして住民の方すべてが参加する訳ではありません。だいたいメンバーは決まってしまうそうです。
今回ははじめてで何の事前PRもできませんでしたが、次回、例えばちょっと機材を用意して、
フォーク居酒屋ならぬ「フォークお茶っこ開催」とかできたら、新しい世代の参加者とか来ませんかねぇ。
それよりも、次回参加させていただくときには、演歌練習しておきます!

後片付けを終え、車で仮設を離れる際に、「お茶っこ」に参加された仮設の皆さんが沿道に並んで
手を振りながらお見送りをしてくれます。こちらも手を振り返します。
それは「また来いよ」「また来るよ」の合図なのでしょう。

つづく
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カテゴリ :東日本大震災
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