FC2ブログ

スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告

NOTE44)被災地の子供達のまちづくり part�

 2011-12-06
さて被災地の子供達が考えた「まち」はどんなものだったのでしょうか。

山田町 「けっぱれ山田Toekomst※」愛があふれつ町~未来・伝統~(※Toekomstはオランダ語で未来という意味)
201111201257000.jpg
津波によって失ってわかった山田町の良いところ。それは「」だった。
子供達はあの津波の恐ろしさを乗り越えて、自分達の町は海と共生することを考えました。
�津波でなくなってしまった公園「花まりん」の再生。
ただ再生するだけでなく、姉妹都市であるオランダのザイスト市の関係から
観光PR用に風力発電ができる風車や、
敷地内にはオランダ島とよばれる海水浴ができる無人島をつくって
みんなが楽しめる施設にしたい。
�海を良くする為にはまず山から。
特産品である松茸と椎茸をモチーフに「まつしい」というキャラクターを創出、
まつしい」の住む家などの観光施設をを山間部につくって、自然を楽しめる場所にしたい。
�山田と海の関わりを学べる施設をつくる。
防災シェルターを兼ねた「くじらと海の科学館&図書館」をつくって、
多くの人に山田と海の関わりを知ってもらいたい。
�きれいな山田の海を取り戻す。
自分達も誇りに思っている海をきれいにして、宿泊施設やレジャー施設を整えて
たくさんの人に観光にきてもらいたい
�活気あふれる町のシンボルをつくる。
山田町を訪れる人の為に情報発信の役割を持つ駅ビルをつくり、
地元の人達が集える活気あふれた施設にしたい。

陸前高田市 「絆 Save the hope TAKATA」 生きるだけの町でなく豊かに暮らせる町
201111201258000.jpg
今回の震災で感じたことは、人と人との繋がり、「絆」「命」を大切にすることだったようです。
子供達は、おじいちゃん、おばあちゃんからこどもまで、豊かに暮らせる町を考えました。
�みんなが楽しく集まることができる場所をつくる。
大人から子供まで集まって、楽しめる「あかりの木」というとっても大きな町のシンボルをつくりたい。
�こどもからおとなまでのんびりできる自然豊かな公園をつくる。
名産の気仙杉を利用したアスレチックや、バードウォッチングができる自然豊かな森
そんな夢中になって遊べる公園をつくりたい。
�みんなが気軽に集まれる総合施設をつくる。
図書館・博物館・体育館・グラウンド・ホール・公園をひとつにまとめて、
県外から来た人も一緒に使える施設にして、みんなで仲良くなりたい
特に体育館は緊急避難所として、命を守る施設にしたい。
�津波からみんなを守る。
高さ100m、巾30mの可動式の防潮堤をつくりたい。
(普段は海面と同じ高さで、きれいな海が見えるようにして、津波が来たら100mの高さになる)
�運転手・歩行者も安心安全な通学路をつくる。
お年寄りや子供達が安心して利用できるように、
暗いところには街灯、狭い道路でも歩道、交差点には信号をつくりたい。

石巻市 「THE ローリング・ストーンズ~俺達はそれをROCKと呼ぶんだぜ~」
大人も子どもも過ごしやすい、古いものも新しいものも一緒にRock'n Rollのまち
201111201255000.jpg
↓コンセプトをまとめたポスター
201111201256000.jpg
↓実際の地図を使ってあったらいいなと思う施設や意見を書き込んでいます。
201111201256001.jpg
今回の震災で最大の被害を受けた石巻では、とにかく前向きに明るく、楽しいまちづくりを目指したようです。
子どもたちは“石=ROCK+巻=ROLL”から「音楽」のある「絆」の強いまちを考えました。
�ゆったり広場をつくる。
色々な年代の人が集まり、世代を越えて交流することができる場所、
そして自分の家のように気軽に過ごせる場所をつくりたい。
�次世代の畑をつくりたい。
農業をやめて地元からも離れてしまうことを防ぐため、
農業の楽しさを知って、次の世代に受け継いでいってもらいたい
直売所やキッチンを併設して、地元の食にふれる場所にしたい。
�ライブハウスをつくる。
世代やジャンルを越えて音楽を楽しめ
演奏・レコーディング・イベントからラジオ局まで併設されたライブハウスをつくりたい。
県外からもたくさんの人が集まる石巻の活性化の拠点にしたい。
�全国・全世界のみんなが知っているスポットをつくる。
家族・友達で渡れば幸せになれるという名所「愛の橋」をつくりたい。
観光客が増えてまちが活性化するスポットにしたい。
�明るく楽しい街並みをつくる。
子供達が描く楽しい絵を街灯にして、震災で暗くなった石巻の街を明るく温かく照らしたい

こうしてみると子供達の提案はアイデアに富んでいて、しかも地元への愛に溢れてます。
より安全なまちづくりを考え、地元の人達とのコミュニケーションを大切にしています。
自分達の街の特徴をしっかり捉え、伝統や産業を守る意志が感じられます。
そしてなによりこれから高齢化、人口減少が進む日本の未来にむけて、
お年寄りを大切にして、交流人口を増やし、まちを活性化させたいという強い気持ちが感じられます。
しっかり「グリーンツーリズム」「エコツーリズム」「まちおこしツーリズム」の要素が入っているのが素晴らしい!

201111201358000.jpg
↑模型を前にまちづくりのポイントを説明するこどもたち。

くしくも山田町の行政担当者の方がおっしゃってました。
行政の行う復興支援は所詮「ハコモノ」をつくることだけしかできない。
「魂」をいれるのは、まさにそこに住む市民の方々とそして今ここにいる子供達の意志であると


数年後子供達が考えたまちが、被災地にいくつも芽生え、行政だけでなく、
市民のみなさんの力で「魂」をいれることができれば、
きっと東北の未来は明るいものになるはずです
これからも応援していきたいと思います。

そんな東北の未来の姿を他人事で考えていると、
そのうちここ東京でも、「東北に学べ」なんて時がくるかもしれません。


スポンサーサイト
カテゴリ :東日本大震災
最新の記事へこのページの先頭へ↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。